奥田小由女氏文化勲章受章
本年10月27日に文化勲章受章者が発表され、人形作家の奥田小由女氏が受賞されました。同氏は、大聖院本堂天井画「赤龍」を描いた故奥田元宋画伯の御令室であられます。
柔らかな色彩と、華やかな装飾模様の女性像などを手掛ける人形作家で、1988年第20回日展にて文化大臣賞、1990年第22回日展にて日本芸術院賞を受賞。2014年より日展理事長にも就任され、古典的な技法と今日的で自由な発想を併せ持った清新な表現により、日展における人形の位置付けを高められました。また、奥田元宋画伯と共に夫婦での文化勲章受章は史上初の慶事であります。
大聖院との縁も深く、奥田元宋画伯の作品と共に「ほうづきの紅」「夢を呼ぶ鳥」の2作品を所蔵展示しております。大聖院参拝の折には、是非ともご鑑賞いただきたくお知らせ申し上げます。