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令和七年春彼岸

本年も三月を迎え春彼岸に到り、檀家様の棚経周りをさせて頂いております。

三月は旧暦で弥生(やよい)と呼ばれますが、弥生はもともと「いやおい」と呼ばれており、「やよい」という読みはそれが変化したものであるといわれています。

弥(いや)は「さあ待ちに待った」「いよいよ」というような意味があり、生(おい)は「生い茂る」という意味があります。つまり冬の寒さを越えた草木が、春を迎えていよいよ生い茂る季節であるということで、この時節を弥生と呼ぶわけでございます。

しかしながら本年の弥生はまだまだ寒さが残り、春の到来を感じにくいところとなっております。

心地よい春の訪れと、檀信徒各家先祖代々の皆様のあたたかな後生を祈りながら、本日も棚経周りに出向かせて頂きたく存じます。

●彼岸の由来について●

秋彼岸棚経

〇空海さんの御言葉〇

「冬天に暖景無くして、梅麦は何を以ってか華を生ぜん。」

・厳しい冬の中でも暖かい日がなければ、どうして梅や麦は春に実ることができようか。

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