令和七年お盆棚経
本年もお盆の季節がやってまいりました。つきましては檀信徒各家の皆様の御自宅へ棚経周りをさせていただいております。

段々と日ごとに暑さが増し、いよいよ夏本番といったところであります。

夏と言えば星の季節でもあります。真言宗の開祖空海さんが星について詠んだ詞があるので、ここでひとつご紹介したいとおもいます。
「南峰に独り立ちて幾千年。松柏を隣となす銀漢前。」
南峰とは高野山、銀漢とは銀河を指します。
遥か昔から高野山に根付いている一本の松が、銀河の前に立ちはだかって、空海さんの眼前で溶け合っているという詞です。
松の木は季節に関係なく葉を茂らせ、そのうえ長寿であるということから不変の象徴としてたとえられます。星もまた、四季に同じ軌道で天を巡る不変性があります。
本来異質であるように見える松と銀河が同じ性質を持ち、はるかに距離を隔てながら一体化するその様は、まさにこの世の本質であると空海さんは観たのかもしれません。

檀信徒各家先祖代々の方々におかれましても、不変不屈なる仏力の加護のもとに、澄む夜空の如く涼やかな後生を得られますよう心からお祈り申し上げます。
※お盆について
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