神奈川青年教師会結成五十周年報恩法会
去る3月31日に神奈川青年教師会結成五十周年報恩法会が大聖院本堂に於いて執り行われました。
神奈川青年教師会とは、主に横浜市内を中心とした高野山真言宗寺院に所属する青年僧侶で構成される団体です。(現副住職も所属しております)
平素は研修や親睦、布教活動、人々を助ける済世利人活動を行い、その歴史は五十年にも及びます。
その五十年の中で活動に尽力された全ての方々への報恩の為、現会長矢澤玲道師が中心となり根幹事業として企画されたのが報恩法会です。
報恩法会は歴代青年会長二十四人の各寺院全てで執り行われます。
現大聖院住職鷲雄興春は、第十三期青年会長を務めていたため、今回の法会が実施されることに相成りました。
このような得難き機会を大聖院で賜り、大変に感謝申し上げます。
大聖院住職は導師として登壇させて頂きました。
法会には現青年会員の方々のみならず、大聖院住職が青年会長を務めていた当時の会員の方々にもお越し頂き、大変に有り難く存じます。
仰ぎ願わくば、高祖大師諸尊諸仏先師先覚の広大なる威力を以ちて、宗団並びに神奈川青年教師会の隆昌を擁護し、永久に不朽なることを至心に念じ奉るものなり。
・上段左から大聖院鷲雄春成、無量寺荒井典裕師、東樹院井上正真師、金藏院眞田有啓師、般若寺藤木海龍師。
・下段左から薬王寺松本康宏師、東福院上柳智樹師、宝塔院山本昭弘師、大聖院鷲雄興春、神光寺瀬戸全明師、安養寺入谷光裕師、安楽寺矢澤玲道師。(撮影・弘明寺美松寛大師)
〇空海さんの御言葉〇
「林烏(りんう)なお反哺(はんぼ)を知る。尤靈(ゆうれい)豈(あに)よく遺忘せんや。」
カラスの中には幼い時に受けた恩を忘れず、老いた親に口移しで餌を運ぶものがいる。(鳥でさえ報恩の心があるのだから)人間が恩を忘れることがあろうか。