令和八年修正会
明けましておめでとうございます。大聖院は本年も年明けと同時に修正会を修めさせていただきました。
修正会は「しゅしょうえ」と読みます。
先年の自分の行いを懺悔しながら、新年がより良い年であるよう祈る法会であります。

大聖院の修正会は、恒例として毎年護摩を焚いております。

護摩とは、古代インドのホーマ(音写してゴマ)という儀礼が起源であります。炉に起こした火の中に様々なお供物を投げ入れ、願いが叶うようお祈りをするのがホーマです。真言密教に於いては秘法として受け継がれ、同じく祈願成就の仏事として、今日でも修法されております。
護摩供養の際の本尊様は不動明王であるというお話を、以前の記事で何回かさせて頂いておりますが、実は護摩に於いては、お不動さんと同じぐらい重要な仏様がいらっしゃいます。
それは「火天」という火の仏様です。

古代インドの神話では、世界で最初の火として顕現した存在であり、アグニ(火)と呼ばれます。仏教に於いては仏界を護る十二天の一尊とされ、描かれる際にはだいたい老いた姿をしています。これは太古より絶えず燃え続けている老成の火の特徴を表しています。
護摩では火が燃え盛らなければ作法を行うことが出来ません。まず火天を供養して炉に火をあげ、そのうえで不動明王を供養いたします。
本年修正会も火天の加護のもと、十分な盛火を賜ることが叶いました。


御参加頂いた皆様の悔いが焼き尽くされ、新年の祈願が成就されますよう心からお祈り申し上げます。
〇空海さんの御言葉〇
目を閉じ、端坐し、佛徳を思念す。
目を閉じ坐禅を組み、唯々仏の徳を想う。





